あおぞらクリニック

グルタチオン点滴とは美容界で最も有名な「白玉点滴」は、「グルタチオン」と呼ばれる人間の体内に広く存在するアミノ酸化合物を直接血液に入れます。美白効果が高く白玉の様に白くなるということから、白玉点滴と呼ばれています。
グルタチオンはもともとパーキンソン病の治療薬として一目置かれています。患者の脳内においてグルタチオンが減少していることが判明し、イタリアのSassari大学のチームがパーキンソン病患者にグルタチオンを点滴投与したところ、症状の顕著な改善が認められたと報告されました。
米国や南フロリダ大学においても非常に有効な治療であると報告されており、美白効果以外にも脳を様々な有害物質から守る役割などの効果もある優秀な点滴になります。

※効果には個人差がございます

シミなどができる原因の一つが紫外線です。
紫外線を浴びると生成される黒色メラニンには肌へのダメージを防止する作用がありますが、紫外線を浴びすぎると肌の表皮に過剰に蓄積して、シミやくすみの原因になります。
グルタチオンは紫外線による活性酸素の発生を抑えてメラニンの過剰生成を抑制し、シミやくすみができにくくなります。
また、メラニンの中でも色が濃い「ユーメラニン」の生成も抑制し、色の薄い「フェオメラニン」に変化させる作用により、美白作用が期待できます。

グルタチオンは強力な抗酸化作用があり、身体のさびつき、シミなどの肌老化、病気や全身的な老化を防ぎます。
グルタチオン、ビタミンＣ、ビタミンＥ、アルファリポ酸などは抗酸化ネットワークと呼ばれ、とりわけ他の抗酸化物質を補助する力が強く、抗酸化物質を再生させて抗酸化力を蘇らせる働きがあります。グルタチオン点滴をする際は、複数の抗酸化物質を一緒に摂るとより高い効果を発揮します。
また、抗酸化作用による病気や老化の促進予防の効果も期待できます。そのため、脳卒中や心筋梗塞、不妊、血管の若返り、白内障、糖尿病の予防、低血糖症、関節炎、アレルギーにも有効と言われています。

日常生活の中で知らないうちに体内に侵入してしまう微量の有害ミネラルは、肝臓や腎臓の働きを衰えさせ、頭痛や疲労、ストレスなどを引き起こします。グルタチオンは肝臓に運ばれてきた毒物を包み込んで尿中へ排泄させて解毒してくれます。
肝臓は腎臓とともに解毒作用を司る大切な臓器ですが、この働きの中心となっているのがグルタチオンです。この解毒代謝を活発にするためにも、肝臓のグルタチオン濃度を下げないようにすることが大切です。

グルタチオンは、グルタミン酸、システイン、グリシンの３つのアミノ酸からなるタンパク質（トリペプチド）です。
強い抗酸化作用のほか、美白効果や解毒作用など細胞の損傷やダメージを減らす重要な役割を担っています
主に肝臓や皮膚細胞内に存在し、生体内でも作られていますが、２０歳をピークに加齢とともに減少します。。

グルタチオンは豚レバー、牡蠣、アボカド、トマト、酵母の発酵物、小麦粉、お米等、幅広い食材に存在しています。
しかし、グルタチオンはアミノ酸の一種であるため、胃腸で容易に分解されてしまいます。そのため、食材やサプリメントで摂取しても体内に取り込むのはとても難しいとされています。
グルタチオンを体内に効率よく最大限に摂取するためには、サプリメントや食材よりも点滴が最善の方法だと考えられます。